『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』完成披露舞台挨拶に畠中祐、増田俊樹、逢坂良太らが登壇

5月10日(金)から2週間限定劇場上映となる劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバ
ネリ 海門決戦』の完成を記念した舞台挨拶が実施された。
ステージには生駒役・畠中祐さん、来栖役・増田俊樹さん、巣刈役・逢坂良太さん、本作の構成を担当した大河内一楼氏、監督・脚本の荒木哲郎氏という豪華な布陣が登壇した。

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登壇者コメント

■完成披露を迎えての感想

逢坂さん:ついにこの作品をご覧いただける時が来たということがとても嬉しく思います。ソーシャルゲームでは1人での収録でしたので、映画化に当たって2?3年ぶりに集まれて嬉しかったです。みんな変わっているようで変わっていない、とても良い現場で、良い作品だなと改めて感じました。何度も観ることで新しい発見もあると思いますので、今日ご覧いただいた皆さんもぜひまた劇場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。

増田さん:スタッフ・キャストの血と汗の結晶であるこの作品が、ご覧いただく皆さんにどんな風に伝わっていくか、非常に楽しみです。たくさんの人に観ていただきたいです。総集編の放送も発表されましたし、TVシリーズを観たことがないという方にも、是非おすすめして下さい!

■「完全新作」ということで、意識したこと

大河内さん:カバネリはTVシリーズから続いていて、作品の面白い部分や、こういうところがないとカバネリじゃないよね、という部分をなるべく全部入れたいと思っていました。その上で、本作ではさらに幸せなフィルムにしたいと考えていました。鉄道の部分もキャラクターの結末もしっかり描きたいし、生駒の逆境とそれを跳ね返す力もみたい。やりたいことは全て実現できたんじゃないかなと思います。

荒木監督:TVシリーズが終わって、まだやりたい、キャラクターたちをもう一度活躍させたいと思いました。今回は大河内さんと構成を考えた後、私が脚本を書き、さらにそれを大河内さんに添削してもらうというやり方でした。今までは私が脚本を受け取って、そこに自分のアイデアを盛り込んで絵コンテにすると、大河内さんがさらに切り返すチャンスが少なかった。しかし今回は脚本段階で沢山のキャッチボールをすることができました。さらに今回は仮アフレコも行いました。仮アフレコを絵コンテにフィードバックすることで作品をブラッシュアップし、本アフレコを行いました。贅沢な時間の使い方でしたね。そして理想的なフィルムができて、みなさんに観ていただけて、幸せな人生だと思います(笑)。

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■生駒と無名のTVシリーズでの「約束」が物語のポイントになっています。忘れられない「約束」は?

畠中さん:2年前くらい前、スタッフの皆さんとの食事会がありました。そこに私と、無名役の千本木さんも呼ばれて。ちょうどその時に海門決戦を準備中だった監督から、こういう時生駒や無名ならどうする?というアンケートを取っていただきました。そこでの千本木さんの無名のアンケートが印象的で。こんなに無名は生駒のことを考えているんだなと思いました。それを受け、監督がこれをもとにいい作品を作ると仰ってくださいました。この約束の先にこの映画がある、というのがまさに忘れられないですね。

■最後のご挨拶

畠中さん:今日はお越しいただきありがとうございました。とにかく、カバネリという作品をなるべく沢山の方に知っていただきたいです。だって本当に面白いんですよ!(笑)僕自身もこの作品が大好きなので、皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しく思います。

荒木監督:まずは、皆さま本日はご覧いただきありがとうございました。多くの方に関わっていただいて、理想のフィルムができました。ご覧いただいた皆さまの中に、何か素敵なものが残ったら良いなと思います。よろしくお願いいたします。

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『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』

5月10日(金)より2週間限定劇場上映
配給:松竹メディア事業部
NETFLIX、Amazon Prime Videoにて独占配信

公式サイト

(C)カバネリ製作委員会