TVアニメ『かくりよの宿飯』OP/ED発売記念イベントで東山奈央&沼倉愛美が集結。雨の中で彩り豊かな楽曲を披露

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現在放送中のTVアニメ『かくりよの宿飯』のオープニングテーマ「灯火のまにまに」を歌う東山奈央さんと、エンディングテーマ「彩 -color-」を歌う沼倉愛美さんによる発売記念イベントが、6月10日、東京ドームシティ ラクーアガーデンステージで開催された。
台風の影響もあり天候を心配しながらむかえた当日であったが、ステージ前には開演前から2000人もの観客が集合した。小雨の影響などまるで感じさせない盛況の中、第1部が開演。オープニングテーマを担当する東山奈央さんが登場した。CDジャケットと同じ、着物をアレンジした華やかな衣装で、「声優・歌手の東山奈央です!」と元気よく挨拶した。雨が落ちる空を見上げて、「晴れ女を自称している私には、一生の不覚です」と無念そうにしつつも、多くの観客がステージを囲んでいるのを眺めて笑顔が。「1曲目は雨粒を弾き飛ばすような、元気な曲を歌いたいと思います」と、まずはカップリング曲の「ネバギバ音頭」を披露した。

「ネバギバ音頭」はアップテンポの弾けたナンバー。両手を大きく突き上げて、全身で楽しさを表現しながら歌う東山さんに、観客はかけ声を合わせて応える。
「めちゃくちゃ難解なコールを覚えてきてくださって、私を応援してくださる方々は真面目で心優しい皆様だなって思いました。みなさんのおかげで楽しい曲になりました!」と、歌い終えた東山さんは、感謝の気持ちを伝えた。

続く2曲目もカップリング曲の「Mode Style」。軽快なリズムのダンスナンバーだ。歌う前は、「今日はこんな衣装なのでバリバリ踊ることはできないんですけど……」と恐縮していた東山さんだが、間奏では切れのあるキュートなダンスを披露した。

3曲目は、アニメ盤のみに収録されている「春色」。三拍子のバラードで、TVアニメ『かくりよの宿飯』の世界を彷彿させる和風のワードが散りばめられた曲だ。東山さんは、それまでの2曲とはガラリと雰囲気を変えてしっとりと歌い上げ、和楽器の音色に乗せた美しいボーカルで観客を魅了した。

そして最後の曲はもちろんタイトル曲の「灯火のまにまに」。「春色」と同じ和風の楽曲だが、こちらはアップテンポ。ステージを大きく使って歌い踊り、間奏ではジャンプも。もっとも感情が高まる後半のパートは、熱い歌声でファンを圧倒した。

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ライブが終わると、続いては特典のお渡し会……の予定だったが、東山さんの提案でハイタッチ会にサプライズ変更。
「みなさんと手と手で触れあって、心を通わせられたらいいなと思って、ハイタッチ会にさせていただきたいと思います。みんな、ハイタッチ会でいいかな?」という東山さんに観客が大きな歓声で応え、和やかなムードの中、ハイタッチ会が始まった。

続いては、エンディングテーマ「彩 -color-」を歌う沼倉愛美さんのステージへ。白の衣装にカラフルなスカートを合わせ、緑のコンバースハイカットというカジュアルで爽やかな出で立ち。雨が少し強くなってきたが、それでも多くの観客が彼女を出迎えた。第1部から続けて観覧する人々も多く見受けられ、「かくりよの宿飯」を彩る2人のアーティスト、そして作品への注目度の高さが感じられた。

登場した沼倉さんが、「雨の中、ありがとうございます」と挨拶すると、雨の影響を受けながらの観覧になってしまった観客を気づかって、早速、歌唱パートへ。最初に披露したのは、表題曲、そして「かくりよの宿飯」EDテーマでもある「彩 -color-」。ミディアムテンポの優しさに満ちた曲を、二階まで集まった観客にも手を振りながら歌い上げていく。張りのある声が雨の中でも心地よく響き、彩り豊かな空間がつくりあげられていく。

2曲目はカップリング曲の「RELOAD」。大人っぽいダンスナンバーで、彼女のかっこよさを前面に押し出した曲。「なかなかに尖った曲を作らせていただきました」という沼倉さん。サビでは拳を突き上げて、力強い熱唱となった。続く3曲目もカップリング曲の「Checkmate」。こちらは爽やかなロックナンバーで、ボーカルも明るい印象にチェンジ。1コーラス目を歌い終えたタイミングでくるりと一回りし、白のトップスの裾がふわりと舞った。

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曲間のMCでは、ラクーアガーデンステージの思い出を語る場面も。「ここで歌わせていただくのは、1stシングル『叫べ』のリリイベ以来、1年半振りです。あの時は11月で寒くてね。日が暮れてしまって、みんなでイルミネーションの点灯を見ましたね。懐かしいです」
雨の中のライブも、「こういう日のほうが思い出に残ったりするんですよね」と明るく捉えた沼倉さん。ライブの後の特典お渡し会では、大勢のファン一人一人に直接、ポスターを手渡した。

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