STUDIO4℃初のドキュメント・オデッセイ『トゥレップ~「海獣の子供」を探して~』新たな予告編が公開

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6月15日(土)よりアップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開されるSTUDIO4℃が手がける初のドキュメント・オデッセイ『トゥレップ~「海獣の子供」を探して~』(配給:Beyond C.)より、予告編映像第2弾が公開された。
予告編には、森崎ウィンさん演じる謎の失踪を遂げた男が登場。「7月41日」という意味深な日付から始まる男のモノローグは、「生命の可能性を知るのに、生命そのものを知らなすぎる」と続く。
「生命」とは、そして男は一体どこへ向かったのかーー「生命」を巡る数百万年の過去と未来の物語、“現実と物語が交錯するドキュメント・オデッセイ”に期待が高まる内容となっている。

また、山岡信貴監督によるトークイベントの開催も決定。さらに、映画『海獣の子供』の渡辺歩監督からは、<答えがあるのか。答えがないのか。それをめぐる全ての思考が絶対的に自由なのだ。>と、“自由な映画”を“自由に味わってほしい”と絶賛のコメントが到着した。

そして本作の一部上映劇場で映画『海獣の子供』の生原画の展示も決定。貴重な生原画を見られるまたとない機会となっている。

山岡信貴監督のトークイベント決定

6/15(土)アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺
6/16(日)横浜シネマリン
6/22(土)シネ・ヌーヴォ(大阪)
6/23(日)名古屋シネマテーク
詳細は各劇場へお問い合わせください。

映画『海獣の子供』渡辺歩監督コメント

自由だ。
語りべたちはそれぞれの見地で。
宇宙の。自然の。生命の。
そして私たちの意味を解こうとする。

深く聞き入ると。
知らぬ間に人知の岸からはなれて。
帆も錨も持たぬ思考の船は。
生き物の気配に満ちた宇宙をただよう。

その宇宙では。
言葉は音階のぬけたリズムでしかなく。
心地よいままにただうなずく自分に気がつく。
これは自由な映画だ。

答えがあるのか。
答えがないのか。
それをめぐる全ての思考が絶対的に自由なのだ。

ここまで書いて良いことを思いついた。

この映画のフィルムの頭と尻をつなぎ。
終わらぬ上映としたらどうだろう。
観客は好きなところから見て。
好きなところで席を立てばよい。

それほどの自由さをこの映画は持っている。
どうか自由に味わってほしい。

映画『海獣の子供』生原画展決定!

開催劇場
東京・アップリンク吉祥寺(期間:6/15~終了日未定)
千葉・キネマ旬報シアター(期間:6/15~28)
神奈川・横浜シネマリン(期間:6/15~28)
富山・HOTORI×ほとり座(期間:6/15~28)

ドキュメント・オデッセイ『トゥレップ~「海獣の子供」を探して~』

7本のビデオテープ残して行方不明になった男の行方を追うという、物語を交えたドキュメント・オデッセイ。謎の失踪を遂げた男を演じるのは、映画『海獣の子供』でアングラード役を務める森崎ウィン。男が残したテープに、現実の科学者や専門家のインタビューを組み合わせ、最新の科学的知見に基づき、現実とイマジネーションの境界を超越した、これまでにないリアリティーを創り出した本作は、五十嵐大介氏の漫画「海獣の子供」でも希求された、生命の秘密や可能性、人類と海や宇宙とのつながり、文明の新たな未来像が浮かび上がり、映画『海獣の子供』との相乗効果て?、より深く作品世界を楽しむことができる内容となっております。

トゥレップとは…
ミクロネシアのマーシャル語で航海や目的のある旅の意味。またアイヌ語では、アイヌの主食・オオウバユリを指し、「神様の贈り物」として、大切にしてきた「命をつなぐもの」

公式サイト

(C)Beyond C.
(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会