『PEACE MAKER 鐵 後篇~友命~』公開を記念して梶裕貴、小林由美子、立花慎之介による舞台挨拶が開催

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公開中の劇場アニメ『PEACE MAKER 鐵』後篇~友命~。公開2週目となる11月25日(日)に、東京・新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が開催され、メインキャラクターを演じる、梶裕貴さん(市村鉄之助〈青年期〉役)、小林由美子さん(市村鉄之助〈少年期〉役)、立花慎之介さん(大和屋 鈴 役)らキャスト陣が登壇し、トークショーを行った。
本編の上映が終了すると、会場より大きな拍手が贈られ、仲間との厳しい運命を描くエピソードに涙を浮かべる観客の姿もあった。その後、大きな拍手と歓声に包まれ、本日のゲストが登場した。

早速、トークショーがスタートし、まずはキャスト陣それぞれに後篇の公開について感想を伺うことに。
ドラマCDより本作に参加し、主人公の鉄之助(青年期)を演じる梶さんは、「『PEACE MAKER 鐵』に関わることができ、とても嬉しい気持ちです。今後の彼らの進むべき道を考えると、一筋縄ではいかない運命に心が苦しくなります。」と作品への想いを語る。
続いて、15年前に放送されたTVシリーズより少年期の鉄之助を演じている小林さんは、「こうして公開を迎えることができ、感無量です。TVシリーズから長い年月を経て、また彼らに劇場で会えたことが、とても嬉しいです。」と公開の喜びを伝えた。
また、その鉄之助を憎んでいる鈴を演じる立花さんは、「劇場版後篇では、鈴の出番が増えているので、役者としては嬉しいのですが、鈴が出てくると、色々な感情や思念が出てきて、物語を複雑にしていきます。」とコメントした。

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また、本作でのキャラクターの見どころを尋ねると、梶さんは「全てのシーンに心を込めていますが、やはり、サブタイトルの“友命”にある通り、山崎烝との別れのシーンが印象に残っています。完成した映像を見て非常に辛く感じましたが、青年期の鉄之助として烝との別れを演じられたことは、とても幸せに思います。」と想いを語った。
小林さんは、「TVシリーズの時も印象深かった烝との屋根の上での回想シーンを今回、再び演じさせて頂きました。始めは、過去のシーンそのままの雰囲気で演じようかと思っていたのですが、烝が最後に思い出してくれるシーンなので、彼に近い距離感を意識して演じました。大好きなシーンをもう一度、違う角度で演じられたことがとても嬉しかったです。」と感慨深げに語った。
また立花さんは、「今回は、今の鈴と、鈴が鉄之助や沙夜と友達だった頃を思い出す一瞬の狭間のシーンを演じることができました。そのシーンは演じる際に意識したところです。」と見どころを語った上で、「鈴は、過去の出来事でのすれ違いから、鉄之助を苦しめるために生きていますが、新選組も自分の仲間を守るため、正義のためにお互いの命を奪う存在なのだなと、今回の後篇を見てより強く感じました。」と作品全体の印象を語った。

キャスト陣よりたっぷりと作品の魅力が語られた後、最後にファンへの感謝のメッセージが贈られた。

梶さん「ドラマCDシリーズから参加させて頂き、こうして劇場版アニメとして成長した鉄之助を演じることができて、とても嬉しく思っています。彼にとって大切な人物である烝との別れのシーンを演じられ、彼から「ありがとうな」という言葉を聞けたことを光栄に思っています。鉄之助として、最後まで彼らと一緒に歩んでいきたいと思います。」

小林さん「再び同じ作品で、しかも劇場版で演じられることができたのは、ずっと応援して頂いた皆様のおかげだと感じています。原作も続いていますし、まだまだ展開もしていくと思いますので、今後も応援を宜しくお願いいたします。」

立花さん「劇場版の前後篇でひとつの幕を閉じましたが、まだ原作は続いていて、鈴としては、今後の物語が大きな転機となっていきます。これからも応援して頂ければ、この先の続きも見られるのではないかと楽しみにしています。」

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公式サイト

(C)黒乃奈々絵/マッグガーデン・PEACE MAKER 鐵 製作委員会