TVアニメ『コップクラフト』先行上映会に原作の賀東招二、ティラナ役の吉岡茉祐らが登壇

2019年7月8日より放送を開始するTVアニメ「コップクラフト」の第1~2話先行上映会+トークショーが、7月6日に東京・新宿バルト9にて開催された。

注目の第1話~第2話の先行上映に続いて行われたトークショーには、ティラナ・エクセディリカ役の吉岡茉祐さん、原作・シリーズ構成の賀東招二先生、TVアニメ「コップクラフト」の板垣伸監督、そして劇伴を担当する岩崎琢氏が登壇し、作品についてのトークを繰り広げた。

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先行上映が終わり、拍手が会場を包むなかまずは事前に登壇が告知されていた吉岡さんと賀東先生が登壇。続いてスペシャルゲストとして岩崎氏が舞台袖から、そして板垣監督がなんと客席から登場!改めて拍手喝采を浴びてステージへ。
まず、上映されたばかりの1・2話での印象的なシーンについてのトークでは、「全部じゃないですか?」と切り出し、思い入れと自信の強さをにじませた板垣監督。賀東先生もそれに同調しつつ、それぞれ原作にはないアニメオリジナルのシーンについても見どころを語り、原作ファンでも改めて楽しめる作品であることを伝えてくれた。

また岩崎氏は、ティラナとバディを組むことになるケイ・マトバ(CV:津田健次郎)との出会いのシーンをピックアップ。2人の険悪な出会いながらも劇伴だけは希望を感じさせるものになっていたねらいを「希望の種がひとつ蒔かれた」とのイメージに基づいてたものであることも明かし、細かいこだわりも感じさせる。さらに、ケイが保護している黒猫・クロイの声も吉岡さんが担当していることも紹介されると、その吉岡さんのアフレコ時の様子について板垣監督から、演じるなかでの楽しさが伝わってきたことや、舞台出演期間を挟んでいたこともあって芝居がどんどん元気になっていったことから「抑えて」との指示もあった、という裏話も披露されていた。

続いて、OPテーマを担当するオーイシマサヨシからのVTRコメントが上映。そのOPテーマ「楽園都市」は、台本をすべて読んだうえで生み出されたとの制作秘話を、メッセージとともに語ってくれた。

さらにアフレコについての話題の際には、賀東先生がティラナの世界の言葉“ファルバーニ語”を矢継ぎ早に発すると、吉岡さんがティラナさながらに翻訳して観客に伝えるという一幕も。そのファルバーニ語は、賀東先生が口頭で発したものがお手本になっていることも明かされ、賀東先生自身このエピソードを「いい歳こいて、自分で考えた異世界語を吹き込んでいる」と表現し、観客を湧かせていた。

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トークの終盤では、新情報も次々発表に。まずはティラナとして吉岡さんが歌唱するEDテーマ「Connected」のジャケット写真と、アーティスト写真が公開。実はこの日の制服風の衣装がこのアー写のものであることが発表され、会場中にはどよめきが起こると、その反響に吉岡さんもニンマリ。また、デニス・エルバジ役を松風雅也さん、吸血鬼役を上坂すみれさんがそれぞれ担当することも発表。特に、古典的なファルバーニ語で喋る吸血鬼を演じる上坂さんに対しては、口々に「発音がいちばんうまかった」と絶賛の声が上がっていた。

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最後に登壇者よりひと言ずつ挨拶があり、「自分としては、大人っぽい作品を目指しました。賀東先生のシナリオも新鮮だったのでそれに逆らわず、絵の方に専念しています。面白くなると思います!(板垣監督)」などそれぞれの立場から改めて『コップクラフト』をアピールして先行上映会は終了。いよいよ放送が、7月8日より順次スタートする。

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公式サイト

(C)賀東招二・小学館/STPD