『斉藤壮馬の和心を君に』DVD第1巻特装版が本日3月23日に発売。斉藤壮馬&大石昌良のオフィシャルインタビューが到着

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2017年10月からTOKYO MXで放送中の『斉藤壮馬の和心を君に』のDVD第1巻特装版が本日3月23日に発売を迎えた。
『斉藤壮馬の和心を君に』は、声優・斉藤壮馬さんがゲストとともに“和心”を探究し、日本文化の魅力を再発見していくという番組。
本日発売されたDVD第1巻には、花江夏樹さんをゲストに迎えた第1・2回と、梅原裕一郎さんをゲストに迎えた第3回を収録。

また、特典DVDには、ゲストにミュージシャンの大石昌良さんを迎え、ふたりで三味線に挑戦する撮り下ろし特典映像「大石昌良と和心を探究 前編」や、テレビ放送時は1コーラスだった番組主題歌『花鳥風月』(歌:Tバッカーズ[江口拓也&西山宏太朗&斉藤壮馬])の音楽映像のほか、未公開映像などが収録されている。

今回DVD発売を記念し、斉藤さんと、特典映像のゲストとして出演した大石さんのオフィシャルインタビューが到着した。

斉藤壮馬さん&大石昌良さんインタビュー

━━まずはお二人の関係からお聞きします。斉藤さんのデビューシングルを、大石さんが制作されたのが出会いのきっかけでしょうか?

斉藤:そうですね。僕は以前から、大石さんの曲が好きだったんです。デビューシングルの表題曲をどなたに作っていただくか、スタッフさんと打ち合わせをしていたときに、「大石昌良さんの『ピエロ』という曲みたいにしたいです」とお願いをしたんですよ。そしたら「大石さんに依頼してみましょう」というお話になり、無理を承知でお願いをしたところ、快く引き受けてくださって!

大石:僕は即答で「やります!」とお答えしましたよ!

斉藤:うれしかったですね。もともと楽曲のファンだったので、まさか自分が好きなクリエイターさんに、自分のデビュー曲を作っていただけるなんて……。

大石:僕もまさか! でしたよ。今をときめく斉藤壮馬くんが、僕の楽曲を愛でてくれていると聞いて、自信になった気がしました。だからこそ、いい曲を作りたいなと思ってがんばりました。

斉藤:曲に関してのやり取りは文面だけで、最初にお会いしたのはレコーディングの日でした。会った瞬間にすごくいい人だとわかったので、一気に距離を詰めました(笑)。

大石:距離を詰めるも何も、最初からゼロ距離だったよね?(笑) 何年前から知り合いだったのかっていうくらいだったよ?

斉藤:「おひさ~」って感じでしたね(笑)。大石さんってディレクションもすごく丁寧でわかりやすいですし、みんなが楽しい気分になるようディレクションしてくださるじゃないですか?

大石:歌う人だけじゃなくて、スタッフもってこと?

斉藤:そうです。「ここ、できてないよ」じゃなくて、「ここをこう歌ったら、もっとよくなるからやってみようぜ!」って。それが素敵だなと思って。

大石:僕は、自分が作った楽曲をフルパフォーマンスで歌ってもらいたいという気持ちが強いんですよ。それはファンの方が一番望んでいるものでもあるし、ファンの方以外にも何かしら刺さるものがあったりするので、ボーカル収録の時は雰囲気がいいに越したことはないなと思って。雰囲気がよくないボーカルレコーディングなんて、プロデューサーとしてありえないと思っているから。壮馬くんがフレンドリーに接してくれたというのもあるけど、すごい楽しかったです。

━━お互いの印象や、イメージを教えてください。また、本日のロケでなにか変わったことがあればお聞かせください。

斉藤:楽曲はもちろん、お顔も知っていましたけど、実際にお会いしたら映像や写真で見るよりもさらに細いと思いました。

大石:誰がポッキーやねん!

斉藤:(笑)。弊社の先輩にも“ポッキー”と呼ばれている、江口拓也という人がいますよ(笑)。大石さんはいい意味でアーティスティックな方かと思っていたのですが、それだけじゃなく、フレンドリーで気さくに接してくださるので、僕も変に緊張や無理をせずにいられました。それは最初から、そして今日のロケを通しても変わらないところです。こういう大石さんが好きだな、って。

大石:そんなこと言われたら惚れてまうやろ!

斉藤:かまわんよ!(笑)

大石:ええんかい!(笑) 僕も壮馬くんの印象は今でも変わってませんが、超サブカル少年だなと。読書家ですし、映画にも精通しているし、音楽もメインストリームとは違うジャンルが好きですし。マニアックだよね、いろんなものに対して。

斉藤:今はそうでもないんですけど、十代の頃って「みんなが好きなものを好きになったら負け」みたいなところ、あったじゃないですか。今はどっちも好きでいいじゃないって思うんですけど……。

大石:わかるわー、その感じ。若い時ならではね。この番組ってさ、和心を知るために日本文化を掘り下げていくっていうコンセプトでやってるけど、それって人とは違うものをより知りたいという、マニアックな壮馬くんだからこそぴったりなんだなって。何かとそういうカルチャーを掘り下げるの好きでしょ?

斉藤:好きですね。

大石:演者さんが興味なかったら番組が成立しないですから、そういう意味では番組があるべくしてあって、斉藤壮馬という人が選ばれるべくして選ばれたんだなと。あと、感心したのは、こんなに忙しいのに意外と予習をしてくる人なんだなと思いました。もうちょっとくらいダメなところがあってもいいのに。

斉藤:ダメなところは食レポでお見せしたと思いますけど(笑)。

大石:あれは確かに人間的にダメだったけど(笑)、番組とかロケに対して、すごく真摯な姿勢で臨んでいるなって感じました。僕も最近、MC業やタレント業をやらせていただく中で思うんですが、自分が番組を回すときってある程度の下準備が必要なんですよね。もちろん“忙しい”というのは、準備を怠る言い訳にはならないですが、それでも本当に忙しいなかで下準備をしっかりやっている壮馬くんを見て、僕も褌をしめなおさないといけないなと思いました。

斉藤:……惚れてまうやろ?

大石:かまわんよ!(笑)

━━プライベートではまだ遊んでいないとのことですが、行くとしたらどんな場所に行きたいですか?

大石:壮馬くんはテーマパークにはあまり行かないらしく、あと高所恐怖症って聞いたので、家に行きたいなぁ。

斉藤:本当ですか? 僕の家に来てくださったら、ご飯作りますよ。

大石:え、壮馬くんって料理作るの? 行く! すぐ行く!! 俺、普通に行くで? パジャマと自分の枕持っていくわ!

斉藤:第二の寝室だと思ってくれて大丈夫ですよ(笑)。あと、高所恐怖症ですけど、山なら大丈夫なんです。だから山登りして、頂上でお酒を飲む、みたいなことはしてみたいですね。

大石:昨年、高尾山行ったんでしょ? 今年は富士山アタックする?

斉藤:行きましょう! 富士山、一度は行きたいんですよ。というわけで、僕の家か山に行きたいです。

大石:極端だね!(笑)

━━今回、三味線体験をされていました。普段弾いている楽器との違い、三味線ならではの難しさや楽しさを教えてください。

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大石:僕は普段ギターを弾いていますが、同じ弦楽器とはいえ、弦の太さも長さも量も質感も弾き方も全然違うので、結構難しいなと思いました。ただ、弦を弾いて音を出すのは同じなので、完全な初心者よりはアドバンテージがあるのかなと思いましたけども。それより、壮馬くんの応用力が半端なくてびっくりしました。
斉藤:いやいや、僕はただ必死でした。僕としては大石さんの演奏を見ていて、三味線の新しい弾き方を生み出しそうだなって思いましたよ。ギターでよくスラップ奏法を使うじゃないですか。あれを三味線にも使いそうだなって。途中から「バチ、いらないんじゃないかな?」って思ってました。

大石:指でも弾けそうって? でも確かに、昔からある楽器を触ることによって生まれる新しい曲って、たくさんあると思うんだよね。だからもしかしたら五年後くらいに、僕が三味線を持ってステージに立っているかもしれない。それで三味線を弾くきっかけを聞かれたら、「実は……」って今日のことを言うかもしれない。そんな想像ができるくらい、三味線という楽器に興味を持ちました。

━━三味線以外で、挑戦してみたい和楽器はありますか?

大石:僕は鼓(つづみ)ですね。DTMでよく使うんですが、実物に触ったことはないんです。鼓って横から見るとリボンみたいな形になっていて、その(しぼられている)真ん中を握る強弱によって、皮の張り方が変わって音程が出せるらしいです。微妙な握りの強弱によって音程が変わるから、すごく奥が深いんですよ。日本のティンパニみたいな感じ。

斉藤:僕はもともとギターを少し弾けるので、三味線はやってみたいと思っていました。浅はかですが、同じ弦楽器なので多少はいけるんじゃないかと……。結果はぜひDVDをご覧いただければと思いますが(笑)。それで、今度はまったく自分と接点がない和楽器……尺八とか、まったく未知の楽器をやってみたいです。笛って、三味線以上に音階がわからないですけど、僕、能に興味があって。

大石:能といえば日本のサブカルですからね。

斉藤:SFですよね。伝統芸能と絡めて、いろいろな楽器を見て、体験できたらなと思います。

━━DVD第2巻に収録の、とりなごさんでは鴨料理を召し上がっていましたが、いかがでしたか?

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大石:胃に優しくて、ものすごくおいしかったです。
斉藤:僕たち、胃が弱いんですけど、ここの鴨はどれだけ食べても胃に来ないんですよ。

大石:店長さんに種明かしをされたんですけど、鴨の油って14度で溶けるらしいんです。つまり胃の中に入ると溶けちゃう。だから食べてもすぐ油が溶けるから、もたれないんですね。

斉藤:鴨はもちろん、どの料理を食べてもおいしかったですし、“へしこ”もおいしかったです。普通へしこはサバを使うんですが、こちらのお店では鴨を使ってらっしゃいました。濃い生姜焼き、みそ焼きみたいな感じで、日本酒にめっちゃ合います!

━━普段はどんなものをよく食べますか? また、大石さんは、太らない秘訣みたいなものはありますか?

大石:太らない秘訣は遺伝子です。僕の家族はみんな痩せてますが、特に父方の遺伝子かなと思います。僕、身長が172センチメートルなんですけど、体重は53キログラム以上になったことがなくて。特に何をしているわけでもなく、生活も不規則で、けっこう暴飲暴食もしてるんですけどね。でも痩せていて、腹筋も8つに割れています。あ、だけど腹筋については、ボーカルで腹式呼吸をしているので、そのおかげで鍛えられてると思います。だから、いずれ音楽で食えなくなったらボーカルエクササイズやろうかな。歌って楽しく痩せよう! みたいな。

斉藤:これが好き、っていう食べ物はあるんですか?

大石:ご飯。白米ね。炭水化物が超好きで、お好み焼きでご飯が食べられます。焼きそばにご飯、たこ焼きにご飯も全然いける。たんすいかぶちゃーですよ、僕は。

斉藤:そんなに食べているのに細いんですねぇ。僕はお酒が好きなんですけど、前までは空腹のときにお酒を飲んで、早く酔いたかったんです。でも、そういう飲み方はやめて、先にご飯をちゃんと食べてゆっくり飲むようにしたら、食事の絶対量が減って、夜にわーっと食べることがなくなりました。

大石:不規則な生活とかお酒の飲み過ぎって、最終的に不摂生になったりするじゃん? 規則正しい生活がもたらす健康的な体に勝るものはないよね。

斉藤:日々の生活が大事ですよね。

━━DVDを楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。

大石:壮馬くんに呼んでいただいて、とても楽しく、貴重な経験をさせてもらいました。壮馬くんがいろいろなところで僕のことを好きだと言ってくれて、ずっとありがたいなと思っていたのですが、今回は特に感謝の気持ちでいっぱいです。僕も壮馬くんのことが好きなので、これからもいろんな形で絡んでいけたらなと思います。まずは『そま君』のDVDを手にとっていただいて、僕たちがどんな風に会話をしているのか、どれくらい仲がいいのかを見ていただけたらと思います。

斉藤:番組を応援していただき、そしてDVDの特典映像にも興味を持っていただいて、本当にありがとうございます。いつもは同業の声優さんをゲストにお呼びしていましたが、今回は僕のたっての希望で、自分のデビューシングルを手掛けてくださった大石さんに来ていただきました。思っていた通り、いや、思った以上に楽しく、大石さんがいろいろなことにツッコミつつも笑って受け止めてくださったので、とても居心地がよかったです。そんな大石さんと僕の会話を見て、みなさんにも楽しんでいただけたら幸いです。大石さんとは、ぜひ再度コラボできたらいいなと思っています。番組自体もまだ体験していない和のアクティビティがたくさんありますので、みなさんのお力をいただいて、いつかまたお会いできる日を楽しみにしています。

パッケージ情報

斉藤壮馬の和心を君に1 特装版
発売日:2018年3月23日(金)

●DISC1:
#1「花江夏樹と和心を探求 前編」
#2「花江夏樹と和心を探求 後編」
#3「梅原裕一郎と和心を探求 前編」

●DISC2:撮り下ろし特典映像「大石昌良と和心を探究 前編」(ゲスト:大石昌良)、主題歌「花鳥風月」音楽映像(歌:Tバッカーズ[江口拓也&西山宏太朗&斉藤壮馬])、未公開映像、メイキング

斉藤壮馬の和心を君に2 特装版
発売日:2018年4月27日(金)

斉藤壮馬の和心を君に3 特装版
発売日:2018年5月25日(金)

斉藤壮馬の和心を君に4 特装版
発売日:2018年6月29日(金)

価格:各6,264円(税込)/5,800円(税抜)

公式サイト
斉藤壮馬の和心を君に1 特装版 [DVD]
movic co.,LTD.(PLC)(D) (2018-03-23)

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