ノイタミナの元編集長・山本幸治の企画プロダクション「ツインエンジン」が新作を一挙発表。「どろろ」「バビロン」「ペット」「ヴィンランド・サガ」TVアニメ化決定

企画プロダクション「ツインエンジン」が、新たに仕掛ける5作品の TV アニメ化情報を一挙に発表しました。ツインエンジンはフジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」の編集長だった山本幸治が、2014 年に立ち上げた企画プロダクション。
18 年 1月番組の「刻刻」がツインエンジンの一社製作によるアニメとして話題となった存在だ。

先んじて TV アニメ化が発表された藤田和日郎原作の「からくりサーカス」に続き、手塚治虫「どろろ」、野崎まど「バビロン」、三宅乱丈「ペット」、幸村誠「ヴィンランド・サガ」の 5 作品の TV アニメ化が発表された。放送局は今後随時発表される予定だ。

AnimeJapan2018 では、各作品のステージイベント開催のほか、今回発表された作品ビジュアル・PV などもブースに展示される。

AnimeJapan2018 ツインエンジンブース内ステージプログラム

■3月24日(土)
14:00~14:40 『ゴールデンカムイ』スペシャルトークイベント
出演:小林親弘(杉元佐一役)、津田健次郎(尾形百之助役)

15:30~16:20 『からくりサーカス』スペシャルトークイベント
出演:藤田和日郎(原作)、丸山正雄(クリエイティブ・プロデューサー)

■3月25日(日)
14:00~14:40 『ペンギン・ハイウェイ』スタジオコロリドスペシャルトークイベント
出演:石田祐康(監督)、新井陽次郎(キャラクターデザイン)

15:30~16:20 『刻刻』最終話直前スペシャルトークイベント
出演:安済知佳(佑河樹里役)、瀬戸麻沙美(間島翔子役)、大橋誉志光 (監督)

TV アニメ「からくりサーカス」

1.jpg

原作:藤田和日郎「からくりサーカス」(小学館 少年サンデーコミックス刊)制作:studio VOLN
製作:ツインエンジン
公式サイト:https://karakuri-anime.com

TV アニメ「どろろ」

2.jpg

原作:手塚治虫「どろろ」制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン
公式サイト:https://dororo-anime.com

TV アニメ「バビロン」

3.jpg

原作:野崎まど「バビロン」シリーズ(講談社タイガ刊)制作:REVOROOT
製作:ツインエンジン
公式サイト:https://babylon-anime.com

原作者:野崎まどスペシャルコメント

国内の放送事業は公序良俗を害してはいけないと放送法で定められています。『バビロン』は公序良俗に反する作品です。つまるところとても楽しみです。

TV アニメ「pet」

4.jpg

原作:三宅乱丈『ペット リマスター・エディション』(ビームコミックス/KADOKAWA刊)監督:大森貴弘 (『デュラララ!!』)
シリーズ構成:村井さだゆき (『夏目友人帳』)
制作:ジェノスタジオ
製作:ツインエンジン
公式サイト:https://pet-anime.com

原作者・三宅乱丈スペシャルイラスト

5.jpg

監督・大森貴弘からのコメント

僕らの心に湧き起こる震えは、どこからくるのだろう。
日々出会う人、出来事、それらに刺激される経験から沸き起こるもの、それらは本当に起きていることだろうか。それとも、自分の深い記憶の中にその起源があり、自分にだけ見えている幻影なのか。すべては仕組まれ、改変可能なことなのかもしれない。或いは、すべては僕ら次第なのか。

その答えを見つけたくて、この作品の映像化を 15 年前の連載当時から、それこそ「ずうううぅっと、ずうううぅっと」夢見てきました。やっとその機会を得ることが出来ました。

シリーズ構成・村井さだゆきからのコメント

この原作を映像化したいという大森監督の強い思いがあって実現した企画です。実際、難しい原作ですが、それだけ一緒に映像表現を考えていく作業が楽しい作品でもあります。表現の面白さだけでなく、主人公たちの関係性がとても魅力的なので、そこをうまく映像化で伝えていければなと思います。

TV アニメ「ヴィンランド・サガ」

6.jpg

原作:幸村誠「ヴィンランド・サガ」(講談社『アフタヌーン』連載)制作:WIT STUDIO
製作:ヴィンランド・サガ製作委員会
公式サイト:https://vinlandsaga.jp

原作者:幸村誠イラスト・コメント

7.jpg

原作者の幸村誠と申します。ヴィンランドサガ、アニメ化ですよ!最初に月刊アフタヌーン編集長が「アニメになるよ」とボクに言った時は「何がですか、編集長がですか?」と聞き返したものでしたが、少しすると WIT STUDIO さんなどのビッグな実名を持ち出す始末。編集長の健康状態を心配しておりましたが、とうとう大々的に告知が。…編集長の妄想でもボクの幻聴でもなかった…んんんバンザーイ!!
本当にありがたいことです。しかも「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」などの WITSTUDIO さんが手掛けてくださるのです。なんにも心配いりません。ボクに出来る事はアニメスタッフの皆さんのお邪魔にならないことだけです。いち視聴者として静かに待機、これにつきます。実際それがアニメヴィンランドサガをいちばん楽しめるポジションなのです。ボクはアニメ版を地球上の誰よりも楽しみたいのです。ぶっちゃけスタッフよりもお客さんでいたい!テレビの前の座椅子から動かないぞ!さあ皆さんも座椅子を。やがて来る神アニメをいっしょに待ちましょう。はー…楽しみ…。

公式サイト