「声優と夜あそび」に河森正治監督と速水奨がゲスト出演。『超時空要塞マクロス』の誕生秘話、デザインの裏話を披露

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AbemaTVは、「アニメ LIVEチャンネル」において、2019 年 6 月 7 日(金)の夜 10 時から夜 11 時 30 分にわたり、『声優と夜あそび【金:関智一×大河元気】#9 河森正治監督と速水奨がゲスト出演!』を放送した。
本放送にゲストとして出演した、河森正治監督。関さんは河森監督の『天空のエスカフローネ』や『地球少女アルジュナ』に出演しており、「お久しぶりです!」と再会の挨拶を交わします。一方の大河さんは河森監督との初対面に緊張を隠せない様子。「今日はスタジオが冷えるな~!」と叫びながら番組を進行していく。

放送では「祝!河森監督 40 周年記念!超 VIP 恒例!夜あそびアンケートトーク」と題して、事前に河森監督に答えてもらったアンケートを元にしたトークコーナーを実施。河森監督は、小学生の頃から学芸会の舞台演出を担当していたことや、デビューまでの経緯など、さまざまなエピソードを披露していく。
そして話題がメカニックのデザインへと移ったところで、河森監督が『超時空要塞マクロス』に登場する可変戦闘機“バルキリー”のデザインに使ったレゴモデルを公開。あまりにレアな資料に「すげぇ……本物だ……」と感動する大河さん。「こういう試作モデルから作るので、作中そのままのロボットがオモチャとして手元に届くんですよね」とモデラーならではの感想を監督へと伝える。

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さらに、“アニメ監督の仕事”について説明するにあたり、脚本や絵コンテ、メカニックのデザインラフなどが登場。『地球少女アルジュナ』や『マクロスプラス』の絵コンテ、『マクロスΔ』の劇中歌の発注メモ、『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』の脚本などレアな監督直筆の資料が机の上に積まれ、関さんも興味津々の様子で眺める。
さらに「本にもほとんど収録されない」「1台のデザインに多いと数百枚のラフを描くのでイベントでも展示しきれない」というメカデザイン(『新世紀 GPX サイバーフォーミュラ』のレーシングカー)のラフスケッチが披露され、2 人からも感動の声があがった。

また、「即興メカデザイン」と題して日用品をもとに“ヒーローロボット風”にデザインするコーナーにも挑戦。河森監督は水性サインペンをもとにスマートなロボットをデザインし、一流メカデザイナーとしての実力を見せつけた。

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放送の終盤では、速水奨さんがスタジオへと駆け付け“40 周年”コンビが揃う。速水奨さんは河森監督が手掛けた『超時空要塞マクロス』のマクシミリアン・ジーナス役が初のオーディション参加となった作品。河森監督は当時の速水さんの様子を振り返り「天才だった。眩しかった」と語る。

『マクロス』以来約 40 年に渡って親交を深めてきた 2 人ですが、40 周年を迎えて共に「この世界でいかにサバイバルしてゆくか」と考えていることを明かす。速水さんは「40 年経って分かったけど、自分はまったく“天才”ではなかった。関智一が出てきた時は嫉妬した」と語り、河森さんも「自分より絵が上手な人はたくさんいる」と話します。そんな 2 人が口を揃えて言う“心がけ”は「継続すること。人と同じことをしない」。速水さんは河森監督へ「誰も作ったことのない新しいアニメを作ってもらって、誰も演じたことのない役に挑戦させてほしい」とリクエストし、河森監督も「台本だけ読んでも分からないけど、仕上がると感動する作品に挑戦したいと思っている」と今後の野望を語った。

『声優と夜あそび【金:関智一×大河元気】#9 河森正治監督と速水奨がゲスト出演!』

<放送日時&番組 URL>
放送日時:2019 年 6 月 7 日(金)夜 10 時~夜 11 時 30 分
放送 URL:https://abema.tv/channels/anime-live/slots/8oYt3YJ77yzvns
出演者(敬称略):関智一、大河元気、河森正治、速水奨

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