『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』猫カフェで“猫と一緒の上映会”開催。山崎はるかが自宅から猫じゃらしを持参して登場

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TVアニメ「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」が、2月20日に猫カフェのPuchi Marry六本木店にて「猫と一緒の上映会」が開催された。イベントには猫のハルを演じる山崎はるかさん、音響監督の納谷僚介さん、アニメプロデューサーの大林卓司さん、プロデューサーの日野亮さんが登壇した。
最初の話題は猫好き度について。家で2匹の猫と暮らしているという山崎さんはご自宅から猫じゃらしを持参。猫カフェの猫ちゃんを巧みに誘い、そして猫ちゃんに終始メロメロ状態の山崎さんは猫が大好きという気持ちが溢れていて、本作のハル役に選ばれてとても嬉しかったと語る。また、山崎さんは今回のためにハルと同じ赤いリボンが付いたチョーカーを身につけ登壇されていた。
猫カフェでの上映会ということもあり、トーク中はお店の中を自由気ままに動きまわる猫たちについつい目が奪われ、笑いを誘う場面が多くあった。

素晴とハルの距離が少しずつ縮まっていく様子を描く本作。ハルの演じ方も前半と後半では少しずつ変わっていったと語った山崎さんはふたりが家族になっていく変化を大事に演じたと話す。

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ハルは見た目は可愛いけど中身は元ノラ猫であり、世話焼きのお姉さんのような性格なので、可愛くなりすぎないようにディレクションをしたという納谷さん。本作は「一人と一匹、ぼくらは家族になっていく」というキャッチコピーなので、素晴とハルがゆっくり距離が近づく様子を丁寧に表現するよう心掛けながら進行したという。アフレコの雰囲気は本作と同じようにほんわかしていて、まるで近所の親戚が集まっているようだったと語る山崎さん。アットホームな雰囲気でアフレコが進んでいるとのこと。

話しは画作りについて。絵コンテを担当したスタッフのほとんどが実際に猫を飼っているため、”猫あるある”もリアリティが高いのではと語ってくれた大林さん。特に鈴木監督は猫をリアルに表現することにこだわり、Aパートの素晴目線とBパートのハル目線で全体的に色味が変える演出をしているそうで、赤系の色を認識できない猫の特性からハル目線のBパートでは、素晴目線のシーンと比べ、赤みを抜いた色彩にしていることを明かし、これまで気付かなかったお客様を驚かせた。

音楽面でも、例えば素晴とハルが「困った」状況を表現するシーンでは、素晴版とハル版の「困った」シーン用の音楽があり、それぞれの音楽を使用していると語った納谷さん。話数を重ねるにつれハルの曲を素晴のシーンに使用したりと音楽でもふたりの距離を表現しているので、今後絵と一緒に注目してほしいと語った。
また、日野さんは前半と後半で物語の視点が変更になるという今までにない構成は、シナリオの打合せでも多くの時間がかかったことを明かした。アニメならではのオリジナル回もあるので原作の雰囲気を大事にしながら丁寧にシナリオを作成したそう。

トークパートがひと段落し、山崎さんがセレクトしたというハルに首輪がプレゼントされる第4話「君のため」の上映へ。第4話を選んだ理由は、しっかり者のハルが首輪に付いた鈴を「この音はキレイの印!」という女の子らしいセリフが可愛くて印象に残っているからとお話しされた。
上映中は各キャラクターについてや、制作の裏話、生アフレコ、そして映像を観つつも猫に夢中になる出演者たちに観客の皆さんも笑いの絶えない上映会となった。

そして最後のあいさつで山崎さんは「ふたりの成長過程、そして家族になるまでを見届けてほしい」とコメントされ、イベントは終演した。

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