『ひそねとまそたん』スペシャルイベント「品川港南作戦(仮)」開催。2019年の意気込みを書初めで披露

1月5日(土)、品川インターシティホールにて2018年4月より放送されたTVアニメ「ひそねとまそたん」のスペシャルイベント品川港南作戦(仮)が開催された。
会場には甘粕ひそね役・久野美咲さん、貝崎名緒役・黒沢ともよさん、星野絵瑠役・河瀬茉希さん、絹番莉々子役・新井里美さん、日登美真弓役・名塚佳織さん、曽々田弘役・中田譲治さんが登壇。『ひそまそを愛してやまない皆さんと一緒に、今日一日を心から楽しむ事!』をテーマに、進行役を務める中田さんの掛け声からイベントが始まる。

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パイロットスーツに身を包んだ各キャスト登壇の挨拶と共に、先ずは2019年の意気込みをテーマに漢字一文字で書初めを披露。久野さんの一文字は『和』。「1年間穏やかに過ごせたらな良いなと思いこの漢字にしました!」とコメント。黒沢さんは『新』の一文字を披露。「今年から新社会人として頑張られるようにしたいと思います!」と話す。
河瀬さんは「真っ直ぐに進んで行きたいな」という思いから『進』を選び、続く新井さんは『直』、名塚さんは『楽』をチョイス。それぞれ「自分の気持ちに素直に」、「楽しく、楽に生きていきたい」と抱負を語ると、最後は中田さんが『健』の一文字を披露。「今年も健康に頑張っていきたいと思います」と、登壇者それぞれが意気込みを語った。

イベントとしてDパイメンバーが揃うのは本イベントが初ということで登壇者の熱も高まる中、会場にはジョアや名緒人形を持参する方も見られ、来場者共に楽しむ準備は万全の様子。そこで早速企画がスタート。最初の企画は、中田さんがおみくじを引き各キャストが事前に選んだお気に入りシーンをランダムで紹介する『スキ好んだシーン、言いたくない人なんていますか?』のコーナー。様々な名シーンが紹介される中、一際盛り上がったのが名塚さんセレクトの『真弓のダウジングシーン』。「責任感の強い真弓がダウジングするくらいだから泣くんじゃないかと思って大号泣したら、採用されました!」とコメント。
久野さんが「アフレコ中、名塚さんが演じている横で笑い堪えるのが必死で!」と話すと、名塚さんも「私も笑いそうになった!」と、会場にも笑いが起きる。

そして各コーナーの終わりには、ひそまその代名詞とも言えるアイキャッチを会場の皆さんで発声する企画が。
一回目から抜群のハーモニー会場に一体感が高まる。続いて来場者からのアンケートを発表する『言いたいコト言ってもいいじゃないですか!』のコーナー。岐阜出身の方からのアンケートが発表されると、18年の航空祭に訪れたという方も会場にはちらほら。実際に岐阜基地に行った久野さんの航空祭エピソードも盛り上がる中、ひそまそ愛の溢れるコメントが紹介された。

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そしてキャストと来場者が様々なコーナーで対決する、『YKO(余興)バトルしましょうよ!』のコーナーに!第一回戦は『ひそまそカルトクイズ』!『8秒間でひそねが早口で何文字言ったか』や『ひそねがベロベロと言っている合計秒数』といった難問が繰り広げられる中、接戦だったのが『本編中Dパイが吐き出された回数』。本編を思い出しながら話し合った結果、Dパイチームは12回以下、来場者は12回より上といった回答に。本編映像が映し出された結果、吐き出された回数は15回!他の問題も来場者が見事正解し、第一回戦は来場者の勝利となった。第二回戦は『感情をコントロール出来ないのは誰?』のコーナー。苦いお茶を飲んだのは誰かを来場者が当てる企画だが、ここはキャスト達の芝居でDパイチームが勝利。
最終の第三回戦は『本物の名緒さんは1人しかいないんです!』のコーナー。各キャストが舞台裏から名緒の声をアテ、どれが本当の名緒の声(黒沢さん)かを当てるこのコーナーだが、キャスト達の見事な演技により想定外の難問に。来場者の意見もどうにか絞り込まれたが、「君たちには航空機パイロットとしての自覚が足りない!」の台詞が叫ばれると、最終的に選ばれた回答は河瀬さんの演技だったことが判明。河瀬さんの名演によりここもDパイチームが勝利し、最終結果はDパイの勝利となった。

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まそたん他OTF役の神田松之丞さんによる映像コメントも上映され、大いに盛り上がる品川港南作戦(仮)も最後のコーナーに。最後はキャラクター原案の青木俊直氏によるコミック「ひそねとまそたん 名緒のそら」をイベント用に編集し生アテレコを行う『本日限定!アテちゃいます!』のコーナー。
ひそまその温かな作品観、そしてプロの声優の生演技を前に来場者も聴き入る中、新井さんの生りりこすや久野さんの生ベロベロも披露される等笑いも溢れ、会場は大きな拍手に包まれる。

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そしてイベントの最後には登壇者から一言挨拶が。
中田さん:「個人的にも是非とも参加させていただきたかった作品だったので、参加できて嬉しく思っています。一話のオンエアを見た時、自分が忘れていた優しさやピュアなものを感じ、間違いなく良い作品になると思いました。こうして本日皆さまとお会いできて、本当に楽しかったです。ありがとうございました。」

名塚さん:「新年を皆さまと過ごすことができて本当に楽しかったです。笑いの中にも心を掴む言葉がたくさんあり、大好きな作品だったので、皆さまと一緒に振り返ることができて嬉しいです。よかったらまたゆっくり見ていただきたいです。ありがとうございました。」

新井さん:「ひそまその放送をDパイの皆と連絡を取りながら見ていて、放送が終わって寂しいなと思っていましたが、今日こうして、ひそまそを大好きな皆さまとお会いできて本当に嬉しいです。今年も良い年にしましょうね、ありがとうございました。」

河瀬さん:「私にとってひそねとまそたんは色々なことを経験させていただいた作品で、たくさんの素敵な人達に助けられて、皆が愛して作った作品に参加できたことが嬉しかったです。私にとって絵瑠は声優という夢に近づけてくれた役でした。大切で宝物な作品です。こうしてここに立って皆さまにお会いできたことが嬉しいです、ありがとうございました。」

黒沢さん:「ひそまそは大人向けの絵本のような作品だと思っていて、またアニメだったからこそ伝わるものがある作品だったと思います。声優としてアニメへの向き合い方を見つけられた作品でした。本当に愛のある作品でしたので、これからも愛していただけますと幸いです。ありがとうございました。」

久野さんの挨拶に行く前に、樋口総監督からのメッセージが中田さんから読まれた。
樋口総監督:「ただ単に可愛いとか、綺麗とか、好きとかじゃない。そんな人たちを作って、皆に愛してもらいたかったのであります。ここにいる皆のおかげで、できたと思います。というか、最後はここに集まってくださった皆さまが受け入れてくださることで、これは完成します。どうもありがとうございます。」

そして最後は久野さんからの挨拶が。
久野さん:「普段は自分の声質を活かした役を演じさせていただく機会が多い中で、ひそねという役はアニメでは初めて、年相応の役を演じさせていただきました。声質に縛れることなくどこまでも自分を追い込むことができて、ゼロからひそねという役を作り上げることができて、本当に幸せでした。自分の演技を全て受け入れて形にしてくださって、本当に感謝の気持ちにいっぱいです。この作品を見て、応援してくださった皆さまひとりひとりにベロベロしたいくらいです。一生の思い出になる作品になりました。これからもひそまそを大事にしていきたいと思います。ありがとうございました。」

登壇者たちの目にも涙が浮かぶ中、最後は『シャウ!』有りのアイキャッチで締めくくると、EDテーマ「Le temps de la rentre’e ~恋の家路(新学期)~」の曲が流れる。音楽に合わせ手拍子やダンスを踊り、最後は笑顔で会場をあとにした。

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公式サイト

(C)BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまそたん」飛実団