舞台「『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~」初日公演レポート&江口祐貴、百瀬朔、醍醐虎汰朗らキャスト陣のコメントが到着

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~東京公演が、3月4日(土)よりTOKYO DOME CITY HALLにてスタートした。今回は初日公演の模様と、キャスト陣のコメントが到着したので早速紹介しよう。

【東京公演】 3/4(土)初日公演リポート

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冒頭、ママチャリで登場した小野田坂道(醍醐虎汰朗)に、満席の客席から大きな拍手が。総北高校自転車競技部の2年生となった坂道が、ロードバイクとの出会いから2年目のインターハイ予選まで、これまでの出来事を振り返るところから物語はスタートしました。新キャストとなった坂道を始め、今泉俊輔(和田雅成)、鳴子章吉(百瀬朔)が“2年目”であることを強調して、観客の笑いを誘います。
昨年インターハイ優勝を成し遂げた総北は、より強くなるために4日間で1000kmを走りきる合宿レースへ。そこでキャプテンの手嶋純太(鯨井康介)と、2年前にインターハイに出場したものの、ケガをして完治するまでメカの整備担当に甘んじていた古賀公貴(田川大樹)が、インターハイ出場メンバーの枠を巡ってデッドヒートを繰り広げます。2年前のインターハイでの出来事が明かされると共に、これまで“チーム2人”として走ってきた手嶋と青八木一(八島諒)の絆、それに新しくインターハイメンバーとなった1年生・鏑木一差(江口祐貴)と、旧知の仲である段竹竜包(植田慎一郎)との結び付きも描かれ、総北が様々な想いを背負って立つチームであることが改めて伝わる名場面となっていました。

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合宿を乗り越えた総北メンバーは、いよいよインターハイへ。インターハイが行われる栃木県宇都宮市の解説や、会場の様子がコミカルに描かれます。“ペダステ”の楽しみどころの一つでもある、キャストたちが別の役である「モブ」を演じるシーンも満載。 スタートが迫り、昨年総北に王者の座を奪われた箱根学園のメンバー、優勝を狙う京都伏見の御堂筋翔(林野健志)と岸神小鞠(天羽尚吾)もアップ完了。緊迫感の漂う中、スターティングゲートへ向かう坂道たち。スタートのカウントは会場一体となって行います。一斉にスタートを切る爽快感は、生の舞台ならでは!

まずスプリントラインのファーストリザルトを狙うのは、“道の怪物”とあだ名される箱根学園の銅橋正清(兼崎健太郎)と、必殺技を身に付けた青八木、そしてスプリンターの自覚がない鏑木。3人が己の全てを賭けて勝者の証・グリーンゼッケンを獲りに行きます。片時も目が離せないスプリント戦の決着には、客席からすすり泣く声も聞かれました。

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山岳リザルトを目前に控え、舞台はエンディングへ。今作から新エンディング曲となった劇中アニメ「ラブ☆ヒメ」のオープニングテーマ「ヒメのくるくる片思い」の振付は、公式サイトに振付動画がアップされているので、客席も一緒に踊れる楽しいエンディングです。

7つの歯車を背景に、舞台装置のスロープが大きく移動していくレースシーンの迫力、ハンドルのみでロードレースを体現する“ペダリング”による全力疾走の感動はもちろん、初々しい新キャストの真っ直ぐさを継続キャストがしっかりと支えており、チーム全体の強い絆が感じられる舞台となっていました。

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囲み会見コメント

新キャスト;初参加、大阪公演を終えての感想、それを受けて続投キャスト(兼崎)の感想

◎小野田坂道役:醍醐虎汰朗(だいご・こたろう)
僕は今回が初舞台なのですが、周りの方々がとても優しくて、座長だから全部背負わなくてはいけないと思っていた僕に「そんなことないよ。俺たちでカバーするから伸び伸びとやりな」と言ってくださって、本当に良いカンパニーだなと思いました。大阪公演では、初めてお客様の前に出た時はとても緊張したのですが、たくさんの拍手で迎えてくださり、すごく暖かいなと思いました。この東京公演が終わるまでに自分がどこまで成長出来るのか自分自身楽しみにしています。

◎今泉俊輔役:和田雅成(わだ・まさなり)
僕はこの「弱虫ペダル」という作品が大好きで、ずっと出たいと願っていたので純粋に嬉しかったですし、大阪公演の初日でやっと“スタートライン”に立てたのかなと感じています。関西出身なので、地元で出来たのは嬉しいことですし、帰ってきたなと思えました。東京公演も引き続き頑張っていきます!

◎鳴子章吉役:百瀬朔(ももせ・さく)
初日を迎える前は、新キャストということもあってドキドキが一番だったのですが、大阪公演で幕が開くということ、鳴子章吉も関西人、僕も関西人というところに運命的なものを感じて、伸び伸びと出来たかなと思っています。大阪では、お笑いの部分は頑張らなきゃという意識があったのですが、お客様がとても寛容で受け入れてくださる空気があったので、演じやすかったです。

◎鏑木一差役:江口祐貴(えぐち・ゆうき)
恐ろしいくらい体力を使う舞台で、稽古では上手く出来ない部分があって悔しい思いも持っていたのですが、大阪公演のお客様の反応を見て、今までのことが全て楽しさに変わりました! そんな大阪公演でした!

◎御堂筋翔役:林野健志(はやしの・たけし)
舞台にとって初日は本当に大切で、お客様がどれだけこの公演を楽しみにしてきているのかというバロメーターになるのですが、主人公の小野田坂道役の醍醐くんが登場した時に拍手が起こる舞台というのは、僕もなかなか経験したことがなかったです。これほどお客様が楽しみ方を分かっている舞台を大阪で味わうことが出来て、少し感覚を掴んだものもあるので、東京でさらにお客様が楽しめるものを作りたいなと思っています。

◎銅橋正清役:兼崎健太郎(かねさき・けんたろう)
僕は今回で3作目の出演になりますが、泉田役の河原田巧也くん始め、僕より何度も舞台『弱虫ペダル』に出ている方もたくさんいらっしゃるので、そういう先輩方が作ってきた世界観、そして全力でガムシャラに頑張るカッコ良さというのを引き継いで走ってきました。新キャストになってちょっとした不安もありましたが、初々しさもとても大切なことだと思います。いい意味で新しくなり、それぞれの個性が役としても出ていると感じています。大阪で4公演をやりましたが、本当に楽しんでもらえる作品になっていると思います!

東京公演に向けてお客様へメッセージ

◎林野健志
一点集中しつつ、レースを走るキャストのケアやカバーは出来るだけして、全員で千秋楽まで一回もケイデンスを落とすことなく、この公演を終えたいと思っています。応援よろしくお願いします。

◎兼崎健太郎
僕らは全力でペダルを漕ぐだけなので、楽しんでもらえるところは楽しんでいただき、お客様に熱く熱く、この作品のバイブレーションを届けていければと思います。

◎江口祐貴
一公演一公演、全力でペダルを漕いで千秋楽まで走りきりたいと思います!

◎百瀬朔
大阪公演で得てきたものを積み重ねて、東京公演も一公演ごと大事にしていきたいと思います。毎公演、より面白くなっていければいいなと思いますので、頑張ります!

◎和田雅成
ずっと舞台『弱虫ペダル』を観に来ている方は、キャストが変わったことへの不安があると思いますが、「弱虫ペダル」にかける熱というのは僕たちも負けていないと思っています! そして総北メンバーは今回からシングルゼッケンを背負っていくので、そのシングルゼッケンに恥じないようにペダルを回して、千秋楽まで誰一人欠けることなく突っ走っていきたいです。

◎醍醐虎汰朗
キャストのみんなとスタッフのみなさん、たくさんの方々で作り上げてきたものを、これから東京でもお客様に見て頂けるので、1人でも多くの方に早く観ていただきたいというのが一番の思いです。本当に面白い作品になっていると思います。
この会見に一緒に立っている江口くんと兼崎さんのレースシーンは、とてもカッコよく、毎回胸がしびれています。本当に感動すると思います。是非、会場で見て頂けたら嬉しいです!

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公式サイト

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会
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