『薄墨桜 -GARO-』中山麻聖、朴路美、田中敦子、東啓介らによる初日舞台挨拶が開催

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10月6日(土)から全国公開となった劇場版『薄墨桜-GARO-』の初日舞台挨拶が、新宿バルト9で行われた。登壇したのは司会のほか、中山麻聖(雷吼役)、朴璐美(星明役)、田中敦子(明羅役)、東啓介(時丸役)、そして西村聡監督の5人。上映後の挨拶だったため、監督が「いかがだったでしょうか?」と問いかけると、観客は大きな拍手で応えていた。
 本作は、15年に放送されたテレビアニメ「牙狼 -紅蓮ノ月-」に続き、平安時代を舞台した作品。そのテレビシリーズ時からの付き合いとなる中山さんと朴さんが息の合ったやり取りで、会場を盛り上げていく。
この作品で声優に初めて挑戦したという新キャラクター時丸を演じた東さん。アフレコのエピソードとして、「一人での収録だったのに大半が叫んでいた」という話をすると、それを聞き逃すはずのない朴さんが「今、ちょっとやってみない?」と、ごくごく自然に無茶振りをする。だが、それに応えての東さんの叫びも、ものすごい迫力だった。
監督も「東くんは4~5秒叫び続けられる、ものすごい肺活量の持ち主」と絶賛。それを聞いて、今度は朴が中山に叫ばせるという、さらなる無茶振りに発展。それに中山さんがしっかりと応えるなど、この作品のチームの雰囲気の良さが伝わってきた。

 また、本作でもかなり重要な人物である、新キャラクターの明羅を演じた田中さんは、アフレコするにあたり、自身の中で明羅像を準備して臨んだが、現場で堀内賢雄さんが演じる藤原道長の声を聞いて、明羅としての感情が引き出されたとのことで「賢雄さんに感謝しています」と語っていた。

 2人でアフレコ収録をしたという中山さんと朴さんは、お互いが自身のキャラクターに似ているという話になり、朴さんが「天然なところが雷吼に似ている」と言えば、中山さんは「ドSなところが星明にそっくり」と反撃、まるでキャラクターそのままのようなやり取りが展開されていた。

 最後は登壇者からひと言ずつ、ファンの皆さんへメッセージが送られ、初日の舞台挨拶を締めくくる。

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「この作品を見て、人の念、兄弟愛、あらためて考えることが多かったです。こんなにいい作品に出会えて感謝だと思います。牙狼-GARO-シリーズであったり、何かの作品でまたチャレンジしたいです。今後も牙狼-GARO-を愛していただければと思います」(東啓介)

「私自身、参加させていただいたことが光栄ですし幸せです。何度も劇場に足を運んでいただいて、違った視点で何度も鑑賞していただけると嬉しいです」(田中敦子)

「人の業というのは恐ろしい、火羅(ホラー)に堕ちてはいけないというのは常日頃感じております。『紅蓮ノ月』から来た『薄墨桜』は平安を舞台にしていて、『牙狼-GARO-』と日本の和がこんなにマッチするんだなと感じました。皆さんも来年の春、桜が咲く頃にこの作品のDVDを見ていただけたらと思います(笑)」(朴璐美)

「僕の大好きな『牙狼-GARO-』が劇場になったのは、こうやって皆さんが応援してくれているからこそです。本来なら皆さんに感想を聞いて回りたいくらいですが、その時間もないので、SNSやお手紙などに感想をいただければ目を通させていただきます! 毎週ドラマCDも配布されますので、その都度、足を運んでいただければと思います」(中山麻聖)

「映像そのものはかなり前に完成していて、やっとこの日が来たということで感無量です。みなさんからも拍手もいただきましたが、まだたくさんの方に見てもらいたいと思います。ぜひSNSとかでツィートなどをしていただけると助かります。今日は皆さん来ていただきありがとうございました!」(西村聡監督)

公式サイト

(C)2018「薄墨桜」雨宮慶太/東北新社