『K SEVEN STORIES』Episode 5「メモリー・オブ・レッド~BURN~」舞台挨拶に津田健次郎、梶裕貴が登場

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11月4日(日)丸の内ピカデリーにて、『K SEVEN STORIES』の第5作目となるEpisode 5「メモリー・オブ・レッド~BURN~」の舞台挨拶付き上映会が行われ、上映終了後にキャスト登壇による舞台挨拶が行われた。
上映が終わると劇場内からは悲しさにすすり泣く声があちらこちらから聞こえる。周防尊 役の津田健次郎さん、十束多々良 役の梶 裕貴さんが登場すると客席からは安堵の溜息と温かい拍手が贈られた。涙が止まらないお客さんを和ませたり(その涙は)花粉症ですよねと笑いを交えたりと、優しい雰囲気でトークが進んでいく。

TVアニメの前日譚であり、「K」シリーズの始まりの物語とも言える本作。印象深いシーンについて聞かれると、津田さんはTVアニメでは描かれていなかった十束と周防が二人で屋上で会話をするシーン、浜辺でのシーンを挙げ、梶さんは《吠舞羅》の合言葉はその浜辺のシーンでより意味合いが大きくなったと感じたと語った。
また十束の最期のシーンに関して梶さんは、6年後この劇場アニメという形でまさかもう一度演じることになるとはという驚きや、同じセリフで演じたことをTVアニメ当時とはまた違う表現になったと振り返った。

演じるキャラクターについて、梶さんは最初からすごく好きだったと話し、お芝居を通して十束の気持ちになり十束のセリフを言えたことが嬉しいと語る。実は「K」の作品でこういった場で登壇するというのが初めてという梶さんは「K」への思いを溢れさせる。津田さんは自身が演じる周防について、意外と不安定でどこか危うさに繋がっているという魅力があると語った。

ここで、K SEVEN STORIES舞台挨拶で恒例となった、観客を巻き込んだコールのコーナーへ。今回は、観客が作中で周防率いる《吠舞羅》のメンバーとなり、周防と十束の掛け合いに応える形で《吠舞羅》の合言葉「No Blood!No Bone!No Ash!」と叫んだ。

最後に二人より、今後公開を楽しみにしているKファンへメッセージが贈られ、舞台挨拶は幕を閉じた。

「十束を演じられる機会が限られていた中で、彼の生きた証、そして最後の姿をきちんと感じることができてとても嬉しかったです。あの十束ですから、最後まで飄々とした雰囲気で逝ってしまうのかなと思いつつ…キング(周防)の名前を口に出した瞬間に感情が溢れてくるというところに、あらためて彼にとってのキングの存在の大きさというものを感じました。彼らが生きた証というのは作品に、そして皆さんの心の中に込められています。今までのシリーズ含め、これからもKの応援をよろしくお願いします。」(梶)

「今回この作品でこうして多々良と一緒に過ごすことができて、周防を演じる身としては本当によかったなと思います。《吠舞羅》の魂の回、そんな感じの作品だったのではないでしょうか。すべてのスタートとなる作品であり、ものすごく静かなんですけどとても感情が揺れ動いているという素敵な作品だったなと思っております。
こうしてまた”新しい過去”のようなKの物語を描くことができて、それに参加することができたのも、Kを支えてくださっている皆さんの応援のおかげだと思っております。これからもぜひKを全力で応援してください。」(津田)

劇場アニメーションK SEVEN STORIES Episode 5「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」概要

<あらすじ>
十二月初め、《吠舞羅》の面々は紅一点である櫛名アンナの誕生日のための準備を始めていた。その裏で、新たに誕生した第七王権者《無色の王》が不穏な動きを見せる。《無色の王》が目を付けたのは、強大な力と破壊衝動を抱える周防のストッパーの役割を担っていた《吠舞羅》の幹部、十束多々良だった。アンナの誕生日前日の夜、十束は夜景を撮りに屋上へ向かう。そこで十束は《無色の王》に出会い、銃弾を撃ち込まれる。

<メインキャスト>
周防 尊:津田健次郎
草薙出雲:櫻井孝宏
十束多々良:梶 裕貴
櫛名アンナ:堀江由衣
八田美咲:福山 潤
鎌本力夫:中村悠一
…他

公式サイト

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