9月20日、江戸川区総合文化センターにて、「KIN-IRO MOSAIC Festa 2」が開催された。本イベントには、2015年4月より放送されたTVアニメ『ハロー！！きんいろモザイク』のメインキャストである西明日香さん、田中真奈美さん、種田梨沙さん、内山夕実さん、東山奈央さんが出演し、アニメを振り返るトークやライブなどでファンを楽しませた。
キャスト陣がさまざまな仮装で登場
本イベントは学校祭がテーマとなっていることもあり、5人のキャスト陣はさまざまな仮装をして登場。西さんはシンデレラ、田中さんは赤ずきんといった具合に、普段の制服とは違った出で立ちでの登場とあって、ファンのボルテージは早くも最高潮に。
そんな中スタートしたのは、第1期『きんいろモザイク』も含めたこれまでの思い出を振り返る「にじいろトーク」。最初のお題として挙がった「一番驚いたこと」では、西さんが田中さんに対して「最初は真面目だと思っていたのに、実はポンコツだった」と答え、早速会場の笑いを誘う。西さんが言うには、田中さんは余計な一言を言ってしまう性格らしく、収録中もしばしば「いらないことを言っちゃった…」と落ち込んでいることがあるそうだ。
他には内山さんが「2期ができることになったとき」、東山さんが「アニサマに出たこと」と回答。また種田さんは収録中にサプライズで誕生日を祝ってもらったことが特に印象的だったそうだ。誕生日の話題になると、キャスト陣はファンの中に今日（9月20日）が誕生日の人はいるかと質問。会場を埋め尽くしたファンの中には当日が誕生日の人もいたようで、作中でアリスが歌った誕生日の歌を届けるサプライズも飛び出した。
また、『きんいろモザイク』の新しいキャッチコピーを考えようというコーナーもあり、ここではキャスト陣のユーモア溢れる回答が続々。西さんが「モザイクのかけら、高値買取ります！ まずはお電話を！」と通販番組風の応えで笑いを取れば、種田さんは「いつでもさわやか！ 深夜に見てもゴールデンタイム」と綺麗にまとめて見せる。また内山さんは「私たちだって心はぴょんぴょんしています」と、種田さんを狙ったような答えで会場を湧かせる。これには種田さんも「今日はきんモザだから（笑）」とタジタジの様子だった。
キャスト陣とファンが対決！
続いてのコーナー「きんモザ ファイト！」では、さまざまな企画でキャスト陣と会場のファンが対決をすることに。ひとつ目の対決は、キャストの5人が、何が入っているかわからない箱の中に手を入れるというもの。ひとつだけ何も入っていない箱が存在しており、観客はその箱に手を入れた人物を当てるのだ。ここではキャスト陣が見事な反応、そして演技を見せつけ、見事に翻弄。実際は西さんの箱が何も入っていなかったのだが、多くのファンを不正解に導いていた。
続いては利き耳チャレンジ。これはファンが5つのキーワードを同時に叫び、キャスト陣がそれを言い当てるという内容だ。今回はファンがキャスト陣を翻弄させることに成功すると、5つ中2つを言い当てるのが精一杯という結果に。このため勝負は一勝一敗となり、キャスト陣は罰ゲームとご褒美の両方を受け取ることになった。
ちなみに罰ゲームとは、「夢色パレード」のサビをエアダンスで全力パフォーマンスするという内容。西さん、種田さん、内山さんは高速ラジオ体操、そして田中さんと東山さんは社交ダンスをなんとか踊りきってファンを楽しませた。
ラストはRhodanthe＊のライブ！そしてファンからのサプライズも
アニメのワンシーンをオリジナルのセリフで展開する朗読劇を挟んで、次はいよいよRhodanthe＊によるライブパートに突入。いつもの制服姿に着替えた5人が登場すると、まずは「さつきいろハルジオン」を披露。観客席がこの日一番の盛り上がりを見せると、その後も「夢色パレード」、「Jumping!!」といったアニメの主題歌を立て続けに贈った。そして最後は「My Best Friends」を歌い、ライブは幕を閉じた。
これでイベントもエンディングへ…というところで、突如モニターにカウントダウンが表示される。カウントがゼロになると、サプライズでファンからのメッセージがビッシリと詰まった垂れ幕が降りてきたのだ。まったく聞かされていなかったキャストの5人は、メッセージを見て目頭を熱くしている様子。
最後にキャスト陣がファンに向けて感謝の言葉を伝えると、その中で西さんは、Rhodanthe＊の中心として活動することにとてもプレッシャーを感じていたことを明かす。その上で「ファンの皆さんと、本当に素晴らしい仲間がいてくれたおかげで、幸せな気持ちで活動することができました。本当にありがとうございました！」と話すと、会場はいつまでも続くような拍手と歓声に包まれた。キャストの5人、そしてファンとの強い絆を感じ取れたこのイベントは、会場へ訪れたすべての人の心に強く刻まれたはずだ。
