『弱虫ペダル GLORY LINE』放送に向けた第3期名エピソード上映イベントが開催。山下大輝&鳥海浩輔が振り返るこれまでの収録風景

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2018年1月放送スタート第4期『弱虫ペダル GLORY LINE(グローリーライン)』放送開始に向けて、11月11日(土)にTOHO シネマズ 日本橋にて、TVシリーズ第3期の名エピソード上映イベントVol.2が開催された。この第2回では、全国大会<インターハイ>開催が描かれる第16話「2度目のインターハイ」と第17話「スタート!!!」を上映。このエピソードで活躍する小野田坂道役・山下大輝さんと今泉俊輔役・鳥海浩輔さんを迎えてトークショーを行った。

2013年より最初のTVシリーズが始まったアニメ『弱虫ペダル』だが、この2人だけでイベントに参加するのは国内では今回が初めて。第1期の頃に海外で参加したイベント以来、久しぶりに2人でのトークが実現した。

最初に参加したアフレコでの思い出を振り返り、山下さんは、声優としてのキャリアも同じくスタートしたばかりの頃で、初めてのアフレコは「あれ以上の緊張はない」と思うくらいプレッシャーを感じながら収録に臨んだとのこと。そしてそんな様子の山下さんを見て、鳥海さんやその他の先輩達は「ものすごい緊張感が伝わり、皆がそれを温かい目で見守っていました。」という収録風景を語った。

2人が演じる坂道と今泉は、1期の第1話から登場していた付き合いの長いキャラクター。今泉は坂道の才能を見出し、ロードレースとの出会いのきっかけを与えた人物だ。第1期~第2期で描かれた2人が1年生時のインターハイでの今泉と御堂筋翔(声:遊佐浩二)との激しいレースシーンを振り返り、鳥海さんは「この時に出せる最高の力を出し切って御堂筋に挑んだシーンなので、印象に残っています。」と語る。

坂道たちが2年生となり、新世代としての活躍が描かれる第3期からは、キャストも新たなメンバーが多数参加。とはいえ、新メンバーも声優としては山下さんの先輩ばかり。そんな中、唯一の後輩である内田雄馬さん(新開悠人役)が加わったことを嬉しそうにコメント。

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本編で、尊敬する先輩・巻島裕介(声:森久保祥太郎)が渡英したことにより不調に陥る坂道が、手嶋と葦木場との熱い走りを見て感化され、前向きな気持ちに立ち返った重要なシーンや、インターハイ出場を賭けた1年生レースで、杉元照文(声:宮田幸季)の熱い走りを見た今泉が、珍しく他人のために声を大きく張り上げるシーンなど、第3期でのキャラクターの成長や変化についてもトークが繰り広げられた。

この日上映された第17話のインターハイ開幕時で印象的な、スタート直前に総北チーム全員が拳をあわせるシーンについて、山下さんは、「総北は良いバランスのチーム。誰一人として欠けてはいけない存在なんだと改めて感じました。」と語った。

13年10月の第1期から始まり、18年1月には第4期がスタートする長期シリーズに成長した『弱虫ペダル』。その要因と魅力について聞かれると、山下さんは「ひとつの事に挑み、がむしゃらに頑張っている姿が毎回人を熱くさせる。こんな風に生きられたらというパワーをくれます。」、鳥海さんは「本気の真っ直ぐな思いは皆に伝わるのだと思います。登場人物に嘘が無く、王道ど真ん中で不変的な作品。それが今の時代に逆にマッチしたのではと思います。」とそれぞれが思う作品の魅力を語った。

トークショー終盤では、ファンからの質問コーナーが展開。、インターハイスタート直前に青八木一(声:松岡禎丞)から声をかけられたことで緊張がほぐれた坂道のシーンにちなみ、「緊張のほぐし方」について尋ねられると、鳥海さんは「僕はあまり緊張しないので。緊張した時でも、自分にできることは決まっているので諦めます。」という答えが。一方の山下さんは「僕は緊張しやすいんですが、例えばこのイベントでも緊張も含めて楽しむように考えています。」と答えた。

また、「第1期から“弱虫ペダルの同期”として共演されているお二人から見て、お互いが変わってきた部分はありますか?」という質問が紹介されると、「同期」という言葉に、山下さんはタジタジに。先輩であるはずの鳥海さんも「同期です」と強調し、トークが進んでいく。

鳥海さんは最初の「弱虫ペダル」のオーディションから山下さんの姿を見てきて「一緒にやっていく中で、いい意味でどっしりしてきて、最初の頃の不安定さが無く、頼りになる背中に変わってきています。」とコメントし、会場から大きな拍手が贈られた。
一方山下さんは、「鳥海さんはとにかく優しいんです!あと、1期の頃にはなかったんですが、最近では一緒にお酒を飲ませていただくこともあって、ちょっと酔っぱらった鳥海さんが普段と違う感じにもなって、その姿を見せてくれるのも嬉しいです。」と答えると、鳥海さんは「それだけ安心できる存在になってきてるということだと思います。」と、ここでも山下さんの成長ぶりについてコメントした。

最後の質問として、「福島潤さんが演じる鳴子章吉くんの好きなところを1つ教えてください。泣いて喜びます。山下さんは3つ答えてください。」というキャラクター限定の質問があり、それが「愛媛県出身の潤さん」というどこか聞き覚えのあるようなペンネームの人からと告げられると、会場が大きな笑いに包まれた。
その質問を受けて、「直観的に見えて、実はクレバーなところがある」(鳥海さん)、「友達想いなところ、明るいところ、あとムードメーカーなところ!」(山下さん)という答えが出ると、「とにかく鳴子はいいヤツ!」と口を揃え、4期の活躍にも期待を膨らませた。

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イベント最後には、集まったファンの皆さんに、感謝のメッセージが贈られた。
鳥海浩輔さん
「皆さんの応援のおかげで第4期『GLORY LINE』が決定しました。1話からテンションの高いところからスタートします。また引き続き熱い気持ちで一緒に走り続けて頂ければと思います。」

山下大輝さん
「第4期『GLORY LINE』からまた走り出しますので、僕もすごく楽しみです。作品を待っていてくださる皆さんの気持ちが、アフレコに臨む時にパワーになると思います。これからも一緒に走っていただけたらと思います。」

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公式サイト

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会