MX4D版『ルパン三世 カリオストロの城』1月20日より特別料金で期間限定公開。名作映画のMX4D化は国内初

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1979年にアニメ「ルパン三世」の劇場用長編第2弾として公開、15回目となる昨年のテレビ放送でも高視聴率を獲得した不朽の名作『ルパン三世 カリオストロの城』を最新技術で甦らせたMX4D版として、2017年1月20日(金)から期間限定で全国のTOHOシネマズほかMX4Dスクリーンにて特別上映される。
MX4D版ではシートの動き、振動、風、ストロボなどの特殊効果によって臨場感を演出する最新の体感システムで本作を楽しめる。公開から年数を経た過去の名作映画のMX4D化は国内初のことだ。
さらに入場料金を従来のMX4D版(一般3,000円)よりも安価な2,200円均一とし、MX4D未体験の人でも気軽に楽しめるようになっている。
入場した人にはMX4D版を記念し、特製ポストカード(各劇場1,700枚限定)の配布も予定。

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映像は2014年に劇場公開されたデジタルリマスター版をベースに、最新の技術と丁寧な手作業によりフィルムの汚れなどを除去、音声もノイズを取り除いて5.1チャンネル化。
素晴らしい映像、音響に加えて、ソニービジネスソリューション、ダイナモアミューズメント両社によるMX4Dならではのシートポッパー(突き上げ)やウォーターブラスト(水しぶき)などの特殊効果が徹底的に施されている。

クラリス役の声優・島本須美さん、アニメーターの友永和秀さんがMX4Dを体験

本編のヒロイン、クラリス役で知られる島本須美さん、目玉となるカーチェイスのシーンを担当したアニメーターの友永和秀さん(テレコム・アニメーションフィルム)が『ルパン三世 カリオストロの城』MX4D版のダイジェストを体験。そのメッセージも到着した。

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島本須美さん

特にカーチェイスのシーンは臨場感があって、印象に残りました。口を開けて観ていたら、水しぶきが口の中に入ってしまいましたので、口を閉じてご覧下さい(笑)。私は特にルパンが屋根をビュンビュンと高跳びするシーンが好きなのですが、とても動きが合っていた気がしました。初公開から38年経って改めて自分の演技を聞くと反省モードに入ってしまいますね。男性の中で理想の女性がクラリスというのはわかるような気がします。

友永和秀さん

最初は半信半疑で観始めたのですが、特に時計塔のシーンは臨場感があって良かったです。大画面で観ればさらに臨場感が出るのでしょうね。動きにメリハリをつけているのはいいと思います。今後は演出の人もMX4D(R)の動きも計算に入れて考えないといけなくなるかもしれないですね。『カリオストロの城』はカメラが固定ですが、最近のアニメのように手ぶれのシーンがあると動きが付けられて面白いかも。

公式サイト

原作:モンキー・パンチ (c)TMS