TVアニメ『ゼロから始める魔法の書』電撃文庫 春の祭典2017でイベント開催。花守ゆみりが重厚感ある声であらすじを紹介

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TVアニメ「ゼロから始める魔法の書」の放送を目前に控えた 3 月 12 日(日)「電撃文庫 春の祭典 2017」にて特別ステージが実施された。
司会によるステージ紹介の後、スクリーンに本日初公開の PV 映像が流れその後、壮大な音楽と共に傭兵役・小山剛志さんがステージに登場。歓声の中、挨拶の言葉を述べた後、ゼロ役・花守ゆみりさん、アルバス役・大地葉さん、ホルデム役・加藤将之さん、十三番役・子安武人さんが登場し、会場が一気に盛り上がる。

最初の挨拶では、各キャストが簡潔に挨拶を終えていく中、イベントの仕事は久しぶりという子安さんは緊張していると話しながらも、「1、2、3、…十三番役の子安武人です。」と役名の13までゆっくり数えての自己紹介で、会場の笑いを誘った。

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まずは初公開のPV映像の話題に。ナレーションが石塚運昇さんということに子安さんのテンションが上がったところで、小山さんが「この作品の重厚なストーリーに合わせて、それなりに重厚感のある感じに、あらすじを紹介してください!」と花守さんを指名。
花守さんは戸惑いつつも、「任せてください!」と、落ち着いた重厚感のある声であらすじを紹介。小山さんも絶賛の重厚感のあるあらすじ紹介に会場から大きな拍手が沸き起こる。

あらすじには「魔法書」や「獣墜ち」といったファンタジーものならではのワードが盛り込まれていましたが、その中でも特に「『魔術』という、我々を(発音する上で)苦しめるワードが…」と小山さん。
しかし、「その辺はやっぱり子安さんはベテランなんですよね。子安さんが噛んだところ見たことない。パーフェクトチューンですよね。」という小山さんの振りに対してまんざらでもない子安さん。付き合いの長いお二人ならではのエピソードが披露された。

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「魔術」の存在する世界を舞台とした本作にちなんで、小山さんより「魔術を使えるとしたらどんなものを使ってみたいか」という質問がキャスト陣に投げかけられた。
それに対し、加藤さんが「飛びたい」、大地さんが「瞬間移動したい」、花守さんが「朝起きて扉を開けたら現場」と、移動を楽にしたい願望があるようでしたが、子安さんは「目がよくなりたい」と年齢ならではの回答に同い年の小山さんも「そうそう!」と大きくうなずく。

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続いて、「もしゼロと傭兵のように男性キャスト陣から旅の護衛役を選ぶとしたら?」という質問が女性陣に投げかけられると、大地さんは悩みながらも小山さんを指名。すると、小山さんは「あとで 500 円あげる。」と、嬉しそうにしていた。
花守さんは「500 円かぁ~」とお小遣いの誘惑につられながらも「でも、何ができるか、能力とか大事ですよね」と真剣に考え始める。小山さんが「加藤さんがバーベキューのときにずっと火起こしをしててさ…」と話すと、花守さんは「火属性、大切ですよね。旅で火がないと困りますもんね…」と加藤さんを指名すると思いきや、小山さんを指名。500 円効果もありそうでしたが、小山さんは既に絶大な信頼を得ているよう。

作品の世界観がわかったところで、次はキャラクター紹介コーナー。主人公のゼロは、「『ゼロの書』を探して旅をする、俗世に疎い天然無頓着系の魔女。盗まれた『ゼロの書』は文字通りゼロが作ったもので、何事にも動じない性格だが、美味しいものと傭兵に関することにはコロコロと表情を変えるかわいらしい一面もあります。」と花守さん。
続いて、小山さんが、自身演じる傭兵のセリフを披露。その渋い声に花守さんと大地さんは思わず「かっこいい!」と声をもらします。小山さんは「いかつい見た目だけれども、実は優しくてナイーブで、とても人間らしいんですよ。」と傭兵の優しさをアピール。それに対しすかさず子安さんが「やっぱり傭兵って優しいんだよね!」とコメント。傭兵の優しさは他の出演者もお墨付きのようだ。

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次に紹介された、大地さんが演じるアルバスは、「傭兵の首を狙い現れた、幼き魔術師で、「ゼロの書」を所有しているとされるゼロの魔術師団(魔女の真の平和を求める集団)のメンバー。魔力が弱いので、魔術を使うために強い生贄=獣落ちの首、つまり傭兵の首を必要としているんです。でもアルバスかわいいんですよ~!」と大地さんが紹介すると、「そう、かわいいの!」と花守さんと小山さんが大きくうなずいた。
ホルデムは、旅の途中でゼロと傭兵が出会った狼の獣墜ち。大の女好きで、初登場はまさに外道とのことで、そんな外道キャラのホルデムだが、「プライベートは?」と小山さんが聞くと、加藤さんは「バレンタインは事務所に届いたチョコレートで過ごしましたし!」と冗談交じりに外道っぷりを披露。それに対し、「もう少しでホワイトデーですが、大丈夫ですか!?」と花守さんは少し心配そうだった。

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最後に十三番の紹介として、子安さんが台詞を言ってみるものの、少々様子がおかしく、小山さんがすかさず突っ込むと、実はまだアフレコ前で役作り中とのこと。登場は少々先になりそうですが、十三番も重要なキャラクター。子安さんの代わりに小山さんが「元はゼロの同胞だったが、国家魔術師となりゼロと同様「ゼロの書」を探している。
ゼロが旅を始めるきっかけになった人物で、盗まれたゼロの書を探すために、ゼロよりも先に旅に出たまま、長い間音信不通となり戻ってこないため、ゼロも彼を追って旅に出た。感情の起伏は無いが、ゼロに執着しており、ゼロと行動を共にする傭兵に敵意を向けることもある。」と説明。
まだアフレコ前ということだが、小山さんは、「原作を読んで、十三番は子安さんにぴったりだと思った。」と太鼓判。そのコメントに会場からは拍手が起こる。謎に包まれた強力な魔術師を子安さんがどう演じるのか期待が高まるところ。

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続いての最新情報コーナーでは、放送情報や、原作、コミカライズ、スピンオフ漫画の発売情報のほか、スマホゲームのリリース決定が発表された。ゲーム好きの子安さんは「これ楽しみなんですよ。早くやりたい!」とコメント。さらに、3月26日(日)の Anime Japan のトークイベントや、花守さん、小山さん、大地さんがパーソナリティを勤める「ゼロの書ラジオ ゼロラジ」の情報も。
年齢的に娘のような花守さんや大地さんとラジオをやることに不安を感じている小山さんに対して、子安さんもゲストとして出演したいと、意気込んでいた。

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最後の情報として発表されたのは、TV アニメのオープニング主題歌とエンディング主題歌。オープニング主題歌を担当するたぴみるさんが、なんとシークレットゲストとして登場。「タピオカミルクティーが好きな、たぴみるです!」と元気よく挨拶するが、今回がデビューということで、「これまで実感がなかったんですが、心臓がばくばくしていて本当なんだな、と実感しています。控え室では大好きなタピオカでさえも喉を通らなかったくらい緊張しています。」とコメント。そして、トークだけではなく、オープニング主題歌の「発見者はワタシ」を初披露。会場のあたたかな手拍子に乗って、堂々と歌い上げた。

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ステージも終了時間が近づき、最後に登壇者全員から一言。 「念願のアニソン歌手になって、たくさんの方々の前で歌えて幸せでした。ゼロたちみたいに大きな舞台で冒険するようにがんばっていきたいと思います。」(たぴみるさん)

「同い年の小山くんと一緒で心強かったです。まだアフレコ前ですが、とても重要な役で非常に難しい役でもあります。登場は少し先になりますが、素晴らしい作品になるかと思いますので、是非最後まで楽しんでいただけたらと思います。」(子安さん)

「ホルデムは、今回紹介された登場人物の中でも一番上げ下げの激しい役になるんじゃないかと思います。同じ獣として、傭兵と対になるキャラクターになるので、その立場から傭兵のかっこよさを引き出していけたらと思っています。」(加藤さん)

「10 月のキャスト発表から、長かったようであっという間に放送直前となりました。これから遂に冒険が始まるということで、とてもワクワクしています。皆さんも是非、楽しみにお待ちいただければと思います。」(大地さん)

「現在アフレコ中ですが、本当に楽しい作品になっておりますので、皆様も是非一緒に盛り上げていっていただければと思います。」(小山さん)

「10 月のキャスト発表からまだまだだと思っていたのですが、もう放送開始まで 1 ヶ月を切ってしまいました。壮大な冒険ときれいな絵とそして頼もしい仲間達が彩る世界、すごく面白いものになっていると思いますので、是非ゼロの書、これからよろしくお願い致します!」(花守さん)

公式サイト

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