『ガーリッシュ ナンバー』千本木彩花、梅原裕一郎、渡航出演のトークイベント。作品内容さながらの踏み込んだ言葉も

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2016年12月19日(月)、東京・秋葉原 AKIHABARAゲーマーズ本店にて「『ガーリッシュ ナンバー』トークショーイベント~うちの烏丸千歳を宜しくお願いします~」が開催された。
出演者は烏丸千歳役の千本木彩花さん、烏丸悟浄役の梅原裕一郎さん、『ガーリッシュ ナンバー』の原作者で、シリーズ構成・脚本も担当している渡航さん。最終話の放送を目前に控えたタイミングで、本作のドラマのキーパーソンとなる3人が揃ってのイベントとなった。

イベントの進行は千本木さん。まずは「『ガーリッシュナンバー』ぶっちゃけトーク!?」のコーナー。千本木さんが用意された質問を振り、それに対して梅原さん、渡さん、そして千本木さん自身も回答する形で、トークを展開していく。

序盤は「千歳みたいな妹はどうですか!?」「悟浄と松岡、マネージャーにしたいのはどっち!?」「もし自分が千歳のマネージャーになったとしたらどのように千歳を売り込んでいきますか?」「もしもガーリッシュナンバーのキャラクターのマネージャーをやるなら誰のマネージャーになる!?」「自分の演じたキャラクターと似ているなあ、と思ったところはありますか?」といった、ライトな質問でスタート。

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「僕は千歳みたいな妹は割りと好き。『ガーリッシュナンバー』のキャラの中でいちばん好き。クセのある感じくらいが僕は好きなので」「(悟浄とは)基本のテンションが近い」など演じる役さながらに落ち着いた回答を返す梅原さんに対し、渡さんのコメントは「(あんな妹がいたら)ぶん殴ります」「悟浄の方が(松岡よりも)ちょろそう」「(千歳のマネージャーになったら)とりあえずアニメの仕事はやらせない。編集のきくラジオメインで行く。イベント特化。なるべく取り返しのつく仕事をさせて行きたい。いいところを伸ばしていこう!」など、作品の内容さながらに(?)やや踏み込んだものが並ぶ。

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そして後半戦。次のコーナーは『ガーリッシュナンバー』の裏話を登壇者から聞き出すコーナー。ここで渡さんの回答はさらに加速していく。
「千歳や悟浄達が所属しているナンバーワンプロデュースはどんな会社ですか?」「悟浄はマネージャーになる前は、どんな声優だったのですか?」といった質問に、サービス精神たっぷりの回答を返していく渡さん。「悟浄の過去も何かで描く機会があれば」と『ガーリッシュナンバー』ならぬ、スピンオフ作品の『ボーイッシュナンバー』が作られる可能性を示唆すると、女性のお客さんを中心に会場から拍手と歓声が起こった。

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「11話のラストシーンの裏話について教えてください!」という質問では、千本木さんがセリフに込めた思いを熱く語る。「(このシーンの台本を読んで)『悟浄くんのことがすごく好きなんだな』って思いました。悟浄くんが離れちゃって、すれ違っちゃってすごく寂しかったし、(千歳にとっては)追いかけるじゃないですけど、『悟浄くんが声優だったので、自分も同じところに行きたい』みたいな感じなのかなと」「(まわりのみなさんのためという気持ちももちろん大事だけれど)『自分らしく自分のためにがんばっていきたい』と、自分が楽しまなきゃ、(楽しい気持ちが)伝わらない」と、キャラクターの気持ちに深くシンクロした解釈を語り、思わず渡さんも「いい話」と感激のコメントを返す。

そのあとも「千歳と悟浄のキャラを作る上で気をつけたことはありますか?」「兄妹がもしもマネージャーだったら?」「好きなシーンは?」「アフレコ時の思い出」といった質問で、コーナーは最後までホットな空気に包まれたまま進行した。

そして、今後のメディア展開、商品展開、イベント展開などについてのお知らせを挟み、登壇者全員による最後のひとことへ。
渡「こんなにたくさんの方にイベントにお集まりいただけるとは……思っていたんですけど(笑)、実際に目の当たりにすると、熱量を感じてびっくりしました。これからも『ガーリッシュナンバー』をよろしくお願いします」

梅原「初めて『ガーリッシュナンバー』のイベントに参加させていただいて、悟浄くんについて語る機会をいただけて役者としてありがたかったです。これからも『ガーリッシュナンバー』をよろしくお願いします」

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千本木「こうして兄妹揃って出て、さらに原作者の先生もいらっしゃって、この作中の中でも核となる兄妹の話が掘り下げられたのは、私自身も楽しかったですし、いい機会を与えてくださったなと感謝しております。これからも『ガーリッシュナンバー』をぜひ応援していただければ。悟浄くんが主演の『ボーイッシュナンバー』も見れちゃうかもしれないので。そのときには(悟浄の声優時代にはまだ幼い、過去の)子どもの千歳(の声)も用意しておきますので(笑)、よろしくお願いします」と、それぞれにファンへの感謝の心情を述べて、イベントは終了した。

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公式サイト

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