安野希世乃、1stライブ「ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”!」開催。『マクロスΔ』『冴えない彼女の育てかた』などの楽曲も披露

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今年7月26日に1stミニアルバム『涙。』をリリース、ソロデビューを果たした安野希世乃さんの1stライブ「ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”!」が、11月11日に幕張国際研修センター シンポジウムホールで開催された。【昼の部】【夜の部】共にチケットはソールドアウト。会場ではたくさんのファンが詰めかけた。

バンドセットが準備されているお部屋のようなステージセット。会場が暗転すると「I remember」のイントロが流れ、青い光に包まれながら、安野さんがゆっくりとステージ中央に歩みを進める。
そして最初の声を響かせると、一瞬で会場が優しい空気に包まれる。サビで手を左右に振り合って、さっそく観客と気持ちをひとつにすると、続けてミニアルバムから「さよならソレイユ」、そして「悲劇なんて大キライ」では、ハンカチを回したり、コール&レスポンスをして楽しんだ。

「初っ端から飛ばしましたねぇ。みなさんハンカチをたくさん振っていただいてありがとうございます。夢が叶いました。そしてなんと!1stライブにして夢の生バンドです!私も頑張って歌いますので、よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶をすると、自身のソロ曲以外にも「ゆかりのあるアニメソングを歌っていきたいと思います」と、『マクロスΔ』からはワルキューレの楽曲や、『冴えない彼女の育てかた』から加藤恵のキャラソンやEDテーマ、『Wake Up, Girls!』のI-1 Clubから「運命の女神」などを立て続けに披露。掛け合いの多い『あんハピ』のOPテーマ「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」は観客と一緒に歌って踊って楽しんだ。

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ライブ終盤は、再び自身のミニアルバムから。「ホームパーティーに来ている気持ちで」と観客を着席させると、部屋に差し込む月明かりの中で歌った「ねぇ、話をしよう」、TVアニメ『異世界食堂』のEDテーマ「ちいさなひとつぶ」をしっとりと聴かせる。最後の
「涙。」では、コーラスをみんなとシンガロングして楽しんだ。

アンコールでは、自身が一番好きなアニソンと語る『魔法陣グルグル』の「Wind Climbing ~風にあそばれて~」(奥井亜紀)と、『マクロス』シリーズの先輩、ランカ・リー=中島愛の「虹色クマクマ」をカバーして盛り上がる。

「これだけ人がいると、私を知ってくださったキッカケも人それぞれだと思うんです。ミニアルバムの曲もたくさん歌わせてもらいましたけど、出会ったキッカケの曲が1曲でもあればいいなと思って、こういうセットリストになりました」と最後のMCで話していたが、彼女のファンへの愛に満ちたセットリストで届けられた1stライブは、ファンにとって忘れられない思い出になったはず。

最後は、1stミニアルバム『涙。』のボーナストラックとして収録された「戸惑いトレイン」を、観客とともにペンライトを振りながら歌い、1stライブは終了。「最高に楽しかったです。また必ずお会いしましょう」と、力強い約束を交わし、笑顔でステージを後にした。最高に居心地が良く、優しさに包まれた素晴らしい1stライブだった。

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テキスト:塚越淳一
撮影:中原 幸

公式サイト
涙。 (初回限定盤)
涙。 (初回限定盤)

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安野希世乃
フライングドッグ (2017-07-26)